といったことが一般的なイメージとして知られています。本当にそうなのでしょうか?
事実とは違うことまでが都市伝説のように広まり、驚いたことに遠方から来られるお客様までが知っています。
ここではその一部を検証いたします。
富士の樹海
「富士の樹海」と呼ばれる青木ヶ原樹海は今から1,100年以上前に富士山の側火山の噴火口群から噴出した溶岩流
上に茂った原始林地帯で広さ約3,000ヘクタールの森のことをいいます。
本来の樹海は俗化する五合目から山頂までとは対照的に、手つかずの自然が残る貴重な原生林で、苔むした溶岩
の上に常緑針葉樹を中心に高木層や低木層が密に繁茂しています。林床を覆う土壌はきわめて薄く、樹木の根群は
蛇のように溶岩台地を這っています。土壌が少ないというとても厳しい自然環境の中でも植物たちは必死で「生」
に向かって育っているのです。時には倒れてもなお根を伸ばし、必死に溶岩台地にしがみつきながら、その枝先に
青々とした緑の葉が生い茂った木までみられるほど生命力を感じます。
なぜ樹海の中で動植物たちが必死に生きよう、生きようとしているのに人はこの場所で「死」を選ぶのでしょう
か?樹海は松本清張が自身の小説の中で「千古の苔を宿した人跡未踏の原始密林である。」と描写したほど原始の
森の姿を留めています。この森は生気に満ちあふれた森で「樹海」と言う名の生命の泉なのです。
私たちにとってはとても神秘的かつ魅力的な大自然の残るこの森の真実とは…?
「樹海って本当に磁石が効かないのですか?」
私たちがツアー中に一番多く受ける質問です。現段階で総合的に判断して、私たちの答えは”ノー”です。
この件に関してはいくつかの説がありますが、溶岩に多く含まれる磁鉄鉱の影響によるものからというのが一般
的です。実際にはどうなのでしょうか?私たちは「コンパスが狂う」という噂は都市伝説だと判断します。 「自殺の名所」
樹海の一部では事実です。もちろん私たちはそのようなエリアへはお客様をご案内いたしません。調査した上で、
自殺の多いエリアは把握しておりますが、私たちも特別な理由がなければ近寄ることはありません。
ではなぜ自殺の名所という不名誉なレッテルを貼られるようになったのでしょう?
何がきっかけで人が”最後の死に場所”にこの森を選ぶようになったのでしょうか?ご存じでしょうか?
不適切な報道や出版物により導かれ世の中に広まったこのレッテルは、私たち地元で生活している人間にとっては
とても迷惑なことです。”自殺の名所”としてあまりにも知れ渡ったこの森では夏になると「怖い物見たさ」に
若者が道なき森の中へ入り、貴重な自然を破壊し、ゴミを残して立ち去っているのが現状です。
私たちはこのような”自殺の名所”から”美しい自然の名所”へとイメージを改善するための啓発活動も行っており
ます。また、山梨県富士吉田警察署と連携し、生活安全や情報提供にも協力しております。
「一度入ったら出てこられない」
青木ヶ原樹海は広大な森で、その大部分が手つかずの大自然です。 樹海に限らず、山奥等道のない場所を歩けば誰もが迷いやすくなります。 樹海は「怖い場所である」というイメージが連想されやすく、いつしか 「入ってしまったら出ることはできない。」というイメージが定着して しまいましたが決してそのようなことはありません。
そもそも、この森に入る必要があるのは先祖から受け継いでいる認められた一部の職業の人たちだけです。私たちも入れる場所にだけ許可を取ったり、要請を受けたりして入っています。
国立公園および恩賜県有財産内ですので山菜や溶岩などの採取は違法となります。
青木ヶ原樹海の中は遊歩道・登山道以外は入山許可証がなければ入ってはいけないエリアとなっております。
私たちは「いのちをつなぐ青木ヶ原ネットワーク会議ボランティア部会」に 参加し、各機関と連携を取りながら協力体制を整えております。
私たちがここで投げかけた問いかけに対しては全て根拠に基づく”答え”をご用意いたしております。
それはお電話やメールでご説明できるものではございません。”答え”はツアーで明らかになります。
ご存じでしたか?私たちの愛する青木ヶ原樹海が日本の秘境100選に選ばれていたこと※1989年にJTBが雑誌「旅」の創刊750号目を記念して開かれたシンポジウムにおいて岡田喜秋氏・C.W.ニコル
氏・立松和平氏・辺見じゅん氏・椎名誠氏によって「いま日本の秘境100選」に選定されたものです。
2001年以降、多くの方々にツアーにご参加いただきました。実際に樹海の中を歩いてみてほとんどのお客様が
ツアー終了後にこのようにおっしゃっております。
「今まで持っていた樹海のイメージが変わった。」「本当はこんなにも美しい森なんだ。」と。

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