 富士山にはニホンカモシカが生息する。夏は標高2、000mあたりの森林にいることが多く、冬は1,300mくらいまでおりてくる。西斜面の滑沢〜大沢付近、北斜面の青木ヶ原、東斜面の木の根沢に比較的多い。
 ■野犬と激しい生存競争! カモシカの”天敵”は、オオカミが絶滅した現在は野犬である。富士山には野犬が多い。しかも野犬の多くは捨てられた飼い犬である。野犬はたいていは単独であるが、積雪のある冬に集団をなす傾向がある。野犬がカモシカの子どもを襲っていたという目撃例もある。 人間に捨てられた犬に襲われ絶滅の危機にまで追い込まれているカモシカ。悲しいことに、人間が自然界の調和を乱す結果となっている。 |